SPECIAL MESSAGE
北区で創業100年。次の100年を目指して

地域の方の暮らしと社員の幸せを支える会社でありたい。
代表取締役社長 武藤 健一
スポーツ経験:キックボクシング
CHAPTER 01
ムトウの原点
鍋ややかんを作る小さな金物店から、暮らしを支える存在へ。
はじまりは、私の祖父・武藤長四郎が戦後に立ち上げた小さな金物店でした。鍋ややかんを売るところから始まり、時代に合わせて少しずつ変化を重ねてきました。 私が生まれた頃にはすでに建築金物を扱うようになっており、家の中には釘や針金が転がっているのが日常でしたね。
会社が大きな転機を迎えたのは、昭和61年頃。
それまで金物店としてモノを販売していたムトウが、屋根工事を手がけるようになったのがリフォーム事業を始めたきっかけでした。そこから住宅リフォームへと事業を広げ、モノを売るだけでなく技術を提供する会社へと大きく方向転換していったのです。そして、この頃から徐々に営業所を増やしていきました。
私が会社に入ったのは1995年。当時、事業を拡大しようとしていた会社を目の当たりにし、「外装工事を専門にやる会社をつくろう」と自ら手を挙げました。それから約30年間、汗を流しながら現場で経験を積んできました。
そして、東日本大震災が発生した際には、いち早く職人を派遣し、復興支援に携わりました。被災地で「ありがとう」と感謝の言葉をいただいたことは、私にとって大きな喜びでしたし、同時に「地域に貢献する」という使命感を強く意識する瞬間でもありました。
この経験は、一過性の活動で終わらせるのではなく、事業として継続していくべきだと私たちに気づかせてくれました。これが、後の事業や営業所展開へとつながる大きな原動力となったのです。
私は三代目としてこの会社を預かっていますが、ただ守るだけではなく、挑戦を続けなければならないと強く思っています。
これからは地域に根ざした企業として北区を支え、次の100年をともに築いていく。地域の方々の暮らしを、住まいを通して支え続ける存在でありたいという想いから今後さらなる事業の展開に取り組んでいきたいと考えています。

CHAPTER 02
ワンストップで叶える住まいづくり
住まいに関するあらゆる課題を解決する企業に。
ムトウは、創業から100年にわたり地域とともに歩んできました。その長い歴史の中で、約20年前に住宅リフォーム事業へと事業領域を広げ、地域に根ざしたリフォームに取り組んできました。
小さな修繕からフルリノベーションまで幅広く対応できる体制が整っており、これまでお付き合いしてきたOBのお客様からも、日々さまざまなご依頼をいただいています。
最近では、新築需要が土地や建材の高騰で減少する一方、「空き家や中古住宅を新築同様に改修したい」という声が増えており、フルリフォームのご依頼が中心になってきています。
こうしたニーズに応えるため、数年前に「ムトウ不動産」を立ち上げました。リノベーションを前提とした物件の買取再販や、相続・節税対策としての賃貸住宅建築など、お客様が生涯にわたって抱える住まいの課題に、ワンストップで寄り添える体制を整えています。
「不動産」といっても、ただの仲介業ではありません。リフォームや新築工事も手掛ける“工事ができる不動産会社”として、土地や建物の売買だけでなく、実際の施工まで含めたご提案ができる点にあります。
また、定期的に相続セミナーや勉強会を開催し、地域や県外からも多くの相談をいただいています。不動産と建築の両方を一体で扱えるからこそ、お客様一人ひとりにきめ細やかなサポートを提供できるのです。
「ムトウになんでも任せれば安心」と感じていただけるよう、これからもお客様に寄り添い、住まいに関するあらゆる課題を解決する企業を目指していきます。

CHAPTER 03
次の100年を創る挑戦
積み重ねた歴史を土台に、3本の柱で未来を築く。
私たちムトウは、これまで培ってきたリフォーム・リノベーションの実績を土台に、これからは「不動産」「建築」「太陽光発電」という3本柱を軸に挑戦を続けていきたいと思っています。
不動産では、単なる仲介にとどまらず、お客様の売却相談から、住まい探し、リフォーム、そして新築までをワンストップでサポートする、地域に寄り添った存在を目指します。
相続や立ち退きといったお客様の人生の節目に寄り添い、大手にはないきめ細やかな対応で、最適な解決策をご提案します。北区で創業100年。地域密着だからこそ物件の売買だけでなく、その後の暮らしまで一貫してサポートできるのが、私たちの強みです。
建築では、耐久性や防災性に優れたRC構造の建築にも力を入れていきたいと思います。資産価値を長く守り、災害にも耐えうる建物を提供することで、暮らしの安全と未来を支えていきたい。品質は高く、価格は手の届くものに。木造とRCの両方を扱える体制を整え、将来的には全国展開も視野に入れています。
太陽光については、単なるエネルギー供給や金融商品としてではなく、「暮らしを守るインフラ」としての役割を担うものだと考えています。
たとえば災害で停電が起きた際にも、冷蔵庫や携帯電話の充電、寒冷地ではヒーターなど、生活に欠かせない電気を確保できる。そうした安心を支えられることこそ、太陽光の大きな価値です。さらに、自分たちで電気をつくり、自分たちで消費する。そうすることで災害時に役立つだけでなく、CO2削減や電気代削減にも繋がるため、今後さらに普及させていくべきだと強く感じています。
屋根工事の実績もあるムトウだからこそ、屋根の安全性まで考慮した、安心・安全な施工を大切に、地球環境に貢献しながら、災害に強い暮らしを築く。これからの時代に欠かせないインフラを、地域の未来へ届けていきたいと考えています。
国内では、空き家や空き部屋を活用する民泊事業にも新たに取り組み始めました。
現在、那須で所有する1棟は夏季シーズンに予約が満室となるほど好評をいただいており、隣接地での2棟目の建設も進行中です。今後もグループ全体で地域活性化にも貢献していきたいと考えています。
また、創業の原点である金物店は今でも職人さんが直接足を運んでくれています。これからも販売を続け、オリジナル商品や他にはないものを扱うことで差別化を進めたいと考えています。地域の方々や新たに出会うお客様に「ムトウの金物っていいね」と思っていただける存在であり続けたいと考えています。
さらに次の100年を見据え、海外進出への挑戦も構想しています。
社会全体の安心と豊かさに貢献する存在として、100年先も『暮らしを守り、社会を支えるムトウ』でありたいと思っています。
CHAPTER 04
挑戦を支える環境
スポーツに夢中になった経験が、仕事をもっと面白くする。
ムトウでは、社員一人ひとりが心身ともに健やかに働ける環境づくりを進めています。仕事とプライベートのメリハリをつけられるように、しっかりと休める体制を整えています。また、ジムの利用補助制度も導入しており、体を動かしてリフレッシュすることで、集中力や持続力を高めてほしいと考えています。
私たちが何より重視するのは、建築の専門知識ではなく「人間力」です。
案件をつくり、段取りし、まとめ上げるのが私たちの仕事。だからこそ、営業や他業種での経験、コミュニケーション能力が活かせる人にこそ、活躍の場があると考えています。
私自身も、長年キックボクシングに打ち込んできました。本気でぶつかることでしか得られない気づきや仲間との絆があることを身をもって知っています。実際にジムで知り合い、試合を通じて共感し合い、縁があり今は仲間として働いている社員もいます。やはり「本気でぶつかった経験」は、言葉以上に人をつなげ、信頼を築いていくのだと実感しています。
また創業から100年近く続いてきたからこそムトウには、挑戦を後押しできる確固たる土台があります。この安定した基盤があるからこそ、私たちは新しい分野に挑戦し、事業を拡大してきました。
スポーツや挑戦の場で培った粘りや集中力を、次は社会で活かしたい。そんな思いを持つ人にとって、ムトウはきっと最高のフィールドになるはずです。

1990年 タイでのムエタイ合宿にて(写真左端が代表武藤)
CHAPTER 05
私たちの理念と歩む未来
社員の物心両面の幸せを育み、次の100年を築いていく。
創業から100年という節目を迎える今、私たちは改めて自分たちの原点と未来を見つめ直しています。会社の存在意義は「利益を上げるため」だけではなく、社員一人ひとりが安心して働き、人生そのものを豊かにできる場所であること。そして、その力を社会に還元し、暮らしを守り、持続可能な未来づくりに貢献していくことだと考えています。
100年という時間を積み重ねてきたからこそ、その先の100年に向けて、「人がどう生きるか」「どう幸せになるか」を真剣に考えなければならないと感じています。
その中で、やはり一番大切なのは「物心両面で幸せになること」。仕事で成果を出し、経済的に満たされることはもちろん、心の充実や働く喜びも大切にしたい。会社は社員の人生を支えるための“箱”であり、その箱の中で自分自身の幸せを見つけてもらえたら嬉しいと考えています。
頑張ってくれた人には収入面でしっかり応えたいですし、安心して長く働ける環境も整えていきたいと思っています。仕事だけに偏るのではなく、プライベートとのバランスを保つことこそが、長く働き続ける秘訣だと考えています。
だからこそ、私たちは「今すぐ売上を伸ばす即戦力」だけを求めているわけではありません。もちろん経営の安定は欠かせませんが、目指すのは数字の先にある「社会全体への貢献」です。
社員の幸せを土台に、災害や環境問題といった大きな課題に挑み、地域や社会全体の暮らしを守る存在であり続けたい。
『暮らしを守り、社会を支えるムトウ』として、共に次の100年を担う仲間を求めています。
